髪の長さの注文方法

カツラの髪の長さは標準は10cmから15cm。この範囲であれば追加料金は発生しない。
これ以上の長髪が必要な場合は5cm刻みで指定できるが、追加料金が発生する。
男性用カツラでは、12.5cmが標準的な髪長さになる。一般的な男性ヘアスタイルならこの長さで適合する。

なお、髪長さを細かく指定してもそのままで着用はできず、カツラの髪カットは必須である。

最初は心配でつい長い髪を指定しがちだが、あまり長すぎるとカットしなくてはならない量が増えるので美容師が嫌がる。慣れてきたら適正量を探したい。
工場としても、長い髪は価格が高いので、あまり使いたくないのだ。
それに加え、長すぎる髪は、最初の装着のとき、テープに巻き込んだり、接着剤に張り付いたりと、トラブルの元になる。何事もほどほどがよい。

生え際の密度

一般に、髪はフロント生え際では髪量が少なく、後頭部に行くに従って髪が増えている。
そこで、この髪分布を再現することで、よりカツラを自然に見せることができる。

特に理由がない限り、生え際の髪を減らす「自然な生え際」を選択しておきたい。
これは生え際から数センチ程度、髪の密度を減らして製作する、という意味である。
なお、この髪を減らす量・範囲は小さく、これを選択したことでカツラ全体が薄く見えるという心配はない。

全周囲縁ありのカツラの場合、生え際を見せないことが前提であり、縁が見えないように生え際も髪量は減らさない。

髪の量の決め方

カツラに植える髪の量はパーセンテージで指定する。
問題は、いくつの数量を指定するかであるが、カツラは主観が重要であるため、人によって好みの量はかなり違う。
髪は少な目の方が自然に見えるが、一般にかつら装着者は少ない髪に強い不安を覚える傾向があるため、
最初は多めからスタートするほうがベターだ。
特に従来型のカツラからの移行の場合、120%-130%とかなり多い髪量がお勧めである。
これは従来型かつらの欠点であるが、極端に多い毛量としてベースを隠すため、そこから移行する場合は多い毛量でスタートして徐々に減らしていく、という方法を取らざるを得ない。

パーセント数による髪量の指定方法は、昔から慣例的に使われている。
では、100%は何か、というと諸説あってよくわかっていない。
国際規格があるわけではなく、それぞれのカツラショップが独自にチャートを作って定義しているようだ。
このため、店を変えるときは同じ指定でも量が異なるため、注意が必要だ。

髪量の感じ方は個人差がとても大きい。
また、同じ人でも装着しているうちに気が変わることも多く、購入当初は80%でも少ないと思っていたのだが、1ヶ月も使っていると多すぎると感じて次回は70%にする、などというケースもよく見られる。
写真でみたとき、実物を手の上において見たとき、カットせずに頭に仮装着したとき、本装着してカットしたとき、そのまま1週間程度経ったときと、どんどん印象は変わっていく。
特にサンプルで選ぶときは、実物があるので間違えないと思いきや、こんなはずではなかったということも起こりうる。
バレないかつらを作るためには、こうした点にも注意する必要がある。