全周囲縁ありのカツラではフロント部分にも縁があるため、生え際は見せないことが前提となる。
それでも見えてしまった場合に目立たなくするため、カツラ前縁部に沿ってベース下側に毛を植えることができる。
この毛があると、カツラ前縁部を毛で隠すことができるのだ。
一方で、毛がテープや接着剤につきやすくなるという欠点もあり、指定するかどうかは好みが分かれる。
初心者のうちは、指定しない方がお勧めである。
この、ベースの下にも毛を植えるという方法は、従来型カツラではごく普通に行われていた。
もともとベースを見せることができないため、いろいろな手を使ってベースを隠していたのだ。
一方、貼るタイプのカツラでは、「縁」の端だけ見せることができないため、全周囲縁ありに限って使われる手法である。