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激安かつら情報館  (カツラの用語集)

脱毛


かつらの毛はベースに結んであるが、結び目が黒い点として目立たないように化学的な脱色処理を施す。
この処理のため、かつらの毛の結び目は髪の強度が落ちており、使用に伴って切れることがある。
脱毛は、要するにかつらが禿げることで大きな問題となるため、こうした事態をできるだけ避けるように脱色の強さはコントロールしている。 また、かつら出荷前に髪が切れやすくなっていないか、荷重をかけて髪の強さはチェックしている。 ところが、ごくまれに、出荷時チェックでは問題がなかったのに、使用して1ヶ月もすると激しい脱毛が発生することがある。 これは元の髪の性質によるものであり、出荷前に発見する手段がない。この場合は再製作を行うことで対処する。
髪は、元の性質によって強い脱色に耐えるものもあれば、そうでないものもある。 脱毛が発生しない範囲で脱色するというのは、ノウハウが必要な作業だ。
なお、脱色に異常がなくても数ヶ月すると徐々に脱毛が発生してくる。 これはシャンプーや、皮脂の影響により、結び目が徐々に傷んできて強度が低下することによる。 おおむね、3ヶ月で使用不可になった場合は、脱色に起因する強度不足の不良、と判断できる。 また、正常な製品は脱毛が徐々に増えていくのに対し、強度不足の異常がある場合は短期間に一気に発生するので区別できる。
間違えやすいものに「抜け毛」と「切れ毛」がある。 抜け毛は、髪の結び方が弱くてするりと髪が抜ける現象だ。 抜けた毛は、中央で結んでいるから通常の2倍の長さであり、中央で曲がった「く」の字になっている。
結び方が弱くて解けてしまうのが原因だ。膨大な数の髪の毛を植えるため、数%程度はこうした髪が発生してしまう。 生身の人間が作業を行うため、どうしてもこうした問題が生じる。
一方、切れ毛は、結び目で切れる状態を言い、落ちた毛は中央で曲がっていない。
また、毛先を見ると色が白くなっており、脱色したところで切れていることがわかる。
脱毛は、ブラシが強く当たる前頭部で発生しやすく、かつらの寿命を決める一要素となる。 ほとんどの脱毛トラブルは、前頭中央で起きており、この部分さえ丁寧に扱えば、かなり脱毛の問題は緩和される。 ご利用の際は、とにかく前頭中央部の扱いに気を配って欲しい。
前頭中央部が集中して抜け、その部分だけ薄毛が進行して、ひどいときにはカツラを装着しているにもかかわらず禿ているように見えてしまうのだ。
脱毛予防としては、ブラシはゆっくりと当てる、ブラッシングを必要最小限に留める、など、特定の部位の髪に負担をかけないようにするのがよい。

また、特に寿命を優先するかつらの場合、最初から脱色を行わないという指定を行うと、この問題は起きなくなる。 脱色が必要かどうかは、主観的なところが大きい。ある程度使ってみて、脱色が不要とわかれば、ぜひ脱色なしも試して欲しい。

カツラの品質を議論するとき、脱色の善し悪しがポイントとなることがある。
しかし、脱色がよく効くかどうかは、染料の強さに依存するところが大きい。 弱い染料で染めた髪素材で作ったかつらは、脱色もよく効くのだ。 ただし、弱い染料で染めたかつらは、使用に伴う色落ちも早い。
脱色がよいというのも、一長一短なのだ。

なお、一部の会社では、人工毛髪を使って結び目を小さくすることで、脱色を不要にしている。 大手のかつらで採用されているようだ。
ときどき、かつらの大きさを決めるテンプレートの代用としてこうした製品を見るが、結び目が見えない点に驚くことがある。 結び方も人毛とは変えているようで、おそらく、その会社独自の方法を生産ラインにまで徹底していると推定される。 大手のように自社工場を持っていないと、こうした対応は不可能だろう。
また、レースを二重にして結び目を隠す方法もあり、これは大抵の工場でやっている。 ただし、手間がかかって料金があがるので、通常はオプション扱いである。 人工皮膚ほど厚くはなく、近くで見ても結び目が見えないのでメリットは大きい。 最近はこれを採用する割合が増えており、オプション扱いから標準装備になっていく傾向がある。 価格以外では、通風性くらいしかデメリットがなく、有利な方法だ。 通風性にしても、面積を多くしなければほとんど実害はない。すなわち、分け目やつむじだけに限定して使用する方法だ。 この方法なら脱毛の問題は発生しない。


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