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激安かつら情報館  (カツラの用語集)

チャイニーズレミー


かつらに使う毛髪の一種。 レミーヘアーとは、人の毛髪を採取した後、キューティクルをできるだけ剥がさずに元の髪の風合いを活かした、かつら用の髪素材。 自然な反面、元の髪の性質が強く現れる。男性の禿げ対策というよりは女性用かつらの素材として流通しているため、太い髪は手に入りにくい。
チャイニーズレミーは、インディアンレミーより日本人の髪の感じに近い。
インディアンレミーは、髪の断面が楕円となり、そのために強いウェーブがかかる。 延ばしても、元の髪が楕円なので、すぐにウェーブが現れる。 一方で、チャイニーズレミーは髪の断面が円に近く、ウェーブが少ない。 日本人の髪も、世界の中では円に近い髪断面を持っており、チャイニーズレミーの髪の性質は日本人の髪によく似ている。

こうしたわけで、当店では、特記事項欄に「レミー」と記載されている場合にはチャイニーズレミーを使用する。


レミーの特長として、風合いが髪に近く、自然なスタイルのかつらが作りやすいという点が挙げられる。 このため、天然毛髪を使用せず、すべてのかつらをレミーとしているかつらメーカーもある。
また、結び目の脱色がしやすいという特長があり、これもレミーが有利な理由の1つである。
いわゆる「人毛」は、いったん色を抜いてから人工的に着色してある。 このため、髪の根本を脱色しようとすると人工染料を無力化できるような強い薬剤を使う必要がある。
これに対し、自然の色を活かしたレミーヘアでは脱色しやすいのだ。 (この性質は染色の強さに依存するため、中にはそうではないレミーヘアもある)

こうした長所の一方で、レミーヘアには髪の性質が安定せず、注文の度に風合いが微妙に変わるという欠点がある。
前回と同じかつらが欲しい、というご要望でも、髪質までは再現が難しいことがあるのだ。 こうした場合、前回のカツラの現物を送付頂き、その髪に近いものを在庫の髪材料から選ぶ、という対応しかない。 しかし、太さも色も髪質も合わせるとなれば組み合わせが多すぎ、現実には難しいことも多い。
レミーヘアがよいか天然毛髪がよいかは好みである。当店ではレミーを用いることも多い。
なお、レミーレアと天然毛髪の境界はあいまいである。規格があるわけではないので、どんな処理をしたら(しなかったら)レミー、というような定義はない。おおむね、加工の度合いの少ないものをレミーと呼んでいるようだ。 なお、キューティクルが残っているものをレミーと呼んでいるケースが多いようだが、すべての場合にそうなるわけではない。 キューティクルをどれくらい落とすかという程度問題がある。
そもそも、キューティクルを落とす理由は、次のとおりである。 髪の中央をかつらベースに結んだとき,V字型になるので、髪の向きが順方向と逆方向、2種類できる。 キューティクルには、松ぼっくりが傘を開くように、一方向に対して口を開ける性質がある。 このままだと、2個の松ぼっくりを逆方向に持ってすり合わせると傘と傘が噛みこんで動かなくなるように、キューティクルの開口部同士が引っかかってしまう。これを防ぐには、開口部をキューティクルごと取り除くしかない。 したがって、開口部をどの程度取り除くかによって加工の度合いが変わるのだ。 キューティクルを完璧に取り除いて、毛の表面をつるつるに仕上げると、とてもさらさらにすることもできる。ただし、まるで人口毛髪のようになってしまうが。
近年、チャイニーズレミーの供給源である中国では、物価の値上げが著しい。 中国通貨である元も上昇するというダブルパンチによって、髪素材の値段は急上昇している。
当店のような通販系のかつらショップは、価格に占める原材料費が高い(逆に言えば、それ以外の経費をあまりかけていない)ため、頭の痛い問題である。
現在は、円高によって中国の物価上昇が相殺されているが、いずれ円安になった時、価格は大きく上がることになる。 中国の目先のインフレ感は一服している感があり元高の驚異感は薄れているが、遠い将来のことはわからない。


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