髪染め

かつらバックナンバーVol.29

29.髪染め

ヘアリプレースメントと呼ばれる貼るタイプのかつらの場合、染める前に寿命を迎えるケースも多いのですが、かつらの扱いになれてくると、かつらの損傷も少なく、かなり長い間使えます。
そうすると、今度は髪の色落ちの問題が無視できなくなってきます。

色落ちした髪を染めるのは、市販の「黒髪戻し」などの名称で売られている市販の毛染め剤です。スーパーや薬局で千円以下で手に入ります。
部分かつらの場合は、1回量としては多すぎるので、2回に分けて使います。 こうしておくと、染料を洗い落としてから染め方が足りないことがわかったとしても、すぐに追加の毛染めを行えます。

ほとんどの毛染め剤は2液式です。使用する直前に2種類の薬品を混ぜます。
絞り出すための容器に入った液体と、それに加えるチューブに入った半固体というパターンが多いようです。

2液を混ぜたら、すぐにかつらの髪によくなじませます。
毛染め剤は髪の成分に反応して色が変わる仕組みになっています。 ですから、かつらのベースに付着しても、ベースが黒くなることはありません。

規定の染め時間より短い時間でいったんかつらを洗い、 ドライヤーで乾かして、日中に自然光の下で色合いを見ます。
まだ染色が弱い場合、残りの毛染め剤を混ぜて再度染めます。
できたら、毛染め剤は余分に1箱買っておきましょう。有効期限は結構長い物です。 毛染めは、染め時間が長すぎると元には戻せないので、短めの時間で染めてチェックをした後に更に染める、という手順を繰り返した方が安心です。この時、予備の1箱があれば、毛染め剤が足らないという心配をすることなく作業できます。
最近ではコンビニでも毛染め剤を売っているようです。 深夜に毛染めを行っていて毛染め剤が足らなくなったら、コンビニへ走りましょう。

いったん混合した毛染め剤は保管がききません。
保存してもすぐに効力を失いますし、ガスが発生することもあるので危険です。余ってしまったら、大量の水で薄めて捨てます。

市販の毛染め剤は、セミロングの女性でも1箱で対応できるだけの十分な量が入っていますので、男性用部分かつらの染色用としては多すぎます。 小さなカット済み男性用かつらなら、1箱の毛染め剤で3,4個を染めることができます。
混合していない状態なら、開封後の毛染め剤でも保管できます。
毛染め剤の取り扱い説明書では、1度の使用で全量を混ぜて使い切るように指示されていますが、 もったいないので全量を混合せずに、別容器に半分から1/4量を移して使用しましょう。
その場合、2液の混合比率を間違えないように気を付けてください。
全量を混ぜるなら量を間違えることはありませんが、1/4だけ混ぜようとするときなどは秤を使うなどして正確に量を合わせてください。