かつらがバレる理由

かつらバックナンバーVol.24

24.かつらバレの理由3

ばれやすいカツラの話の3話目です。
これまでに、かつらの寿命の問題と、低品質な人工毛髪の問題を説明いたしました。 今回は、毛量について。

毛量設定が多すぎるカツラは後を絶ちません。
これは、売る側からすれば、髪の少ないものより、髪の多い方が作りやすいためです。

本当は髪が少な目の方が自然なのですが、髪の少ないとベースが見えてしまいます。 従来型のかぶるタイプでは、ベースが見えるのは致命的。そこでとにかく多い量の髪を植えてベースが見えないようにしていました。これは従来タイプの欠点です。
また、お客さまが薄毛を意識しすぎて、禿の対極だから髪量が多いほど良いカツラ、 という意識をお持ちの方がいらっしゃいます。
その場合、髪を多く仕上げた方が、アラが目立たず、クレームも少ないのです。
店にしてみれば、それなら髪量は多くしてしまえ、となりがちです。
(この苦労は14 カツラの難しさ3にも述べています)

20代の方が使用するなら、多すぎる髪でもなんとかなるのですが、 30代以降の方が綾小路きみまろみたいなカツラを使用するのは考え物です。
きみまろは、もともとカツラもネタの一つにしているのでよいですが、一般の人がこんなものを使ってはいけません。
周りにこんな頭の人がいたら、たちまち噂が立つでしょう。

どこからも地肌が見えないような超ふさふさの髪というのは、30歳以降では違和感があります。
30歳を過ぎたら、髪量が少ない製品への切り換えを徐々に行わないと、だんだん苦しくなっていきます。
40歳でもふさふさ、50歳でもふさふさ!?
タイミングを逸すると、なんともならなくなるのです。