かつら芸能人疑惑 小倉智昭氏の場合

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かつらバックナンバーVol.21

21.かつらの芸能人

芸能界かつら疑惑の第一人者?と言えば、小倉智昭氏でしょう。
小倉氏はフジテレビ平日朝8時からの「とくダネ!」にレギュラー出演しており、裏番組で みのもんたという強豪を相手にしながら互角以上の視聴率を稼いでいます。
元々はアナウンサーでしたが、1980年代に、30歳を超えてから司会役がヒットして売れ出した遅咲きのタレントです。

通常、芸能人はどれだけでも手間やお金をかけることができるし、常にスタイリストのサポートを受けられるので、かつら疑惑が表に出ることはありません。 しかし、小倉智昭氏には十年以上前から かつら疑惑があり、ときどきマスコミの話題や、お笑い芸人のネタになるなど 話題に事欠きませんでした。

名字の「小倉(おぐら)」に引っかけて、「おズラ」「おヅラさん」などと揶揄されることもしばしばです。
インターネットのトラフィックを調べてみると、今でも「かつら」というキーワードとセットで検索される芸能人ナンバーワンの座を維持し続けています。

小倉氏には、幾多のかつら疑惑がささやかれてきました。
有名なものとして、インターネット上で流れた「小倉智昭のかつらが落ちる動画」が挙げられます。
クリックで再生 音声が出ます

かつら落ちる 小倉智昭 投稿者 sioux1118
「とくダネ!」生放送中の放送事故で、小倉氏が頭を下げた瞬間に、かつらが取れる、というものです。 小倉智昭氏の足下にかつらが落ちたままで、その様子を今は無き(?)植草教授が驚いた顔で見つめています。

うまく出来ていて、だまされる人も多いのですが、これは、まったくのでたらめ。合成です。
第一、「とくダネ!」のスポンサーにはアデランスが入っていますから、本当にこんなことがあったらまずいでしょ!?

よ〜く見ると、動画の後半で小倉氏の動きに合成した額のハゲ部が追いついていないシーンがあるのでインチキとわかります。 それでも、小倉氏の動きとほぼ合わせた合成処理の仕方といい 映像全体の構成の仕方といい とてもよくできており、プロが作ったのではないかと言われています。この動画が作られた2002年当時、動画合成は今ほど簡単ではありませんでしたし。

かつらは、頭を下げたくらいで落ちることは絶対にありません。 たしかに、旧式のカツラは、自毛に金具(ピンと呼ばれる)で留める方式のため ずれやすいのは事実ですが、 それでも頭を下げたくらいで落ちるなんて、あり得ません。
十年以上前の旧式のカツラですら、それくらいの性能は持っています。現代のカツラは頭皮に密着するため、日常生活では絶対にずれたり落ちたりしません。

こうした動画が流れるだけならイタズラですむのですが、2003年5月8日、この合成動画をスポーツ紙が1面で大々的に取り上げて、一躍有名になってしまいました。「小倉 生放送中カツラ落ちた」と、スポーツ紙にありがちな過激なタイトルが付いています。確信犯ですね。

よく用いられるネタとして「小倉かつら公園」という冗談のような名前の公園が実在します。
・小倉かつら公園の看板の画像
小倉かつら公園の所在地は こちら。神奈川県川崎市にあります。何の変哲もない普通の公園で、わざわざ行くほどのものではありませんが。

2007年10月27日放送のフジテレビ「たけしの日本教育白書」で、 爆笑問題の太田があぶない発言をして再び注目を浴びました。

【番組中での発言】

爆笑問題の田中が「増えてるでしょ? 今、番組、どんどんどんどん。」と小倉氏に尋ねたところ、 太田が横から

「髪の毛が?」

と突っ込みました。
田中はあわてて「いや、髪の毛じゃない!」 ポカポカ太田を殴りながら「すいません、こいつ殺しますから」とその場を取り繕おうとします。 一瞬固まった小倉氏はすぐに笑顔を作り「いや、髪の毛は便利なほうがいい」と冷静に答えました。そこで太田はさらに

「そう、便利な方が、いろいろ着脱式とか」

と突っ込んでいます。

【番組終了時の発言】

番組終了時の発言では、太田が突然立ち上がって小倉氏を指名して謝罪します。
「いや、あの、本当に、あの、小倉さん本当に申し訳ありませんでした」
しかし、上述の「かつらが落ちる動画」を念頭においたようなアクションが付いていて、 実は謝罪ではなく更にばかにしたネタだった、というものです。

いくら太田の芸風とは言っても、やってはいけない一線を越えてしまった感があり、 ネット上でもかなりの話題となりました。
この番組は、受け狙いのお笑い番組という訳ではなく、「責任」について考えようという教育的テーマを挙げていただけに、その違和感は際だっていました。

爆笑太田が、小倉氏などの芸能人かつら疑惑をネタに使った事は過去何度もあります。 また、かつらに限らず、不祥事が露見した芸能人を揶揄するようなネタを繰り返し使ってきたこともよく知られています。

爆笑太田は、決して空気が読めていないわけではなく、文化的活動に関わったことがあるなど意外に(失礼!)賢い芸能人です。

太田は、こうした他人をばかにするようなネタ振りをすると視聴者が喜ぶと知っており、自分の芸能人としての価値はそこにあることをよく認識しているので、 無茶をするわけです。
空気が読めないコメンテーター、というのは、爆笑太田が意図的に演じているテレビの前限定の姿。 「太田ってKYだよね〜」と思うと、太田の演出にハマっていることになります。

テレビ局側は、こうした太田の芸風をよくわかった上で、話題性を狙ってわざとこのようなゲスト構成にした、とする説もあります。 この説に立てば、一連の騒動は太田とテレビ局にとって想定内の展開で、小倉氏はその犠牲になったと言えるでしょう。
なお、テレビ局側は、これは演出ではないと答えています。

小倉智昭氏も無視するわけにはいかなかったようで、ご自身の当日のblogにてコメントを出しました。
(小倉智昭氏のblogより引用)

小倉智昭の頭髪に関しては既に周知のものと考えておりますので、 おもしろおかしくとりあげるのは結構ですが、ほどほどにして頂けるとありがたく思います。

昨日、番組を見ていた私としても、太田君の発言には驚きもありましたが、 武さんが番組の途中にも関わらず、太田君の件も含めて一言、 小倉自身に伝えてくださいました。

特に怒髪天の憤りはありませんし、 これ以上話をややこしくのは不毛ですので、言及する気も毛頭ありません。
これからも小倉智昭の応援、どうぞよろしくお願い致します。

後半は、髪に引っかけたジョークでしょうか。
たけし氏は、本当に生放送中なのに席を立って、小倉氏の元へ行ったそうです。
ネット上では、小倉智昭氏を支持する声の方が多いようで、 太田の礼を失したネタに対し小倉智昭氏は冷静に対処した、というのが平均的な見方です。 上のリンク先で見られる小倉氏のblog内コメントでも、小倉智昭 支持の意見が多数派となっています。

ご本人からのコメントにもあるように、実は小倉智昭氏は無理にかつらの件を隠しているわけでなく、テレビ以外の場ではちゃんとかつらだと公言しています。
例えば、週刊文春の「阿川佐和子のこの人に会いたい」という対談コーナーでは、小倉智昭氏 自ら次のように語っています。

「別に隠してもいないし、みんな知ってますよ。それを何も訊かないでやれ伸びたのと短いのとカツラを 四種も持ってるとか、ズレたとか書かれるのが嫌だね。ズレたりなんかしないし、長いのとか短いのとか 持ってませんよ。僕は総カツラじゃないんだから(笑)。ほとんどが自分の髪なんだから。」

「その人達に何があってそうなったかわかりますかっていうことなんですよ。病気や薬の副作用でそうなる人 だって大勢いるわけじゃないですか。女の人のお化粧や整形と同じようにやってる人もいるかもしれない。 でもどうするかはその人の自由でしょう。それを「隠すのは男らしくない」とか言うのはおかしいよね。 じゃ、目の不自由な人が義眼を入れたらいけないのかって。そういう次元の苦しみをしてる人のことを 面白おかしく捉えるというか、優しさがないのは僕は嫌いなんです。」

後半の部分は、小倉氏の思いが込められているようで、かつらに限らず何かコンプレックスに悩む人であれば誰でも共感できる話ですね。
小倉智昭氏は知的なイメージがある上、人気のある芸能人なのでときどき講演会を行うのですが、 芸能ニュースや女性セブンではこんな報道がされています。

2001年12月1日に埼玉県新座市にある立教新座中学校で保護者向けに公演を行っていた小倉は、 九州で若い女性から“カツラというのは本当ですか” と聞かれた件を自ら話し始め、 「これ(髪)はカツラなんですけどね。こういうことは隠す必要もないけれど、あえてテレビでいう必要もないでしょう」。
会場のどよめきがおさまらないうちに小倉はさらに突っ込んで、 「これは絶対誰にもいわないでください」と会場を爆笑させたそうだ。

かつらの件はカミングアウト済み、ということで、こうして小倉氏のことを本欄で取り上げることができました。

お笑い系以外で、かつらのことをカミングアウトしているのは小倉智明氏だけではないかと思います。 疑わしい人は何人もいますが、イメージが大事ですからヅラだとは認めないでしょう。
一方、お笑い系だとそれ自体をネタにできるので、カツラだと告白している芸能人では綾小路きみまろなど少数ながらいます。