自分でカットするには

かつらバックナンバーVol.20

20.セルフカット

ときどき、かつらやヘアリプレースメントを自分でカットしたいという相談を受けます。
これは決してお勧めいたしません。
慣れないうちは、左右対称の長さにカットするだけでも一苦労します。

理容師さんや美容師さんは、免許をもらうまでに、専門学校に1年半から2年程度通い、 練習用マネキンの頭を百回以上もカットして練習します。 カットの基本だけで1冊の本になり、実際にはそのアレンジや流行解説など何冊もの分冊を読まなくては仕事になりません。
まともなカット技術を身につけるには、それくらいの知識と経験が必要なのです。
1度や2度のカット経験では、実用レベルに仕上げるのはかなり難しいと言わざるを得ません。

どうしても自分でカットする場合、郵送カットを利用して、あらかじめかつらやヘアリプレースメントを長めにカットをしておいてもらいましょう。
その上で長さの調整だけするのであれば、格段にラクになります。

まず、カットの準備です。
東急ハンズなどで発泡スチロールのマネキン頭を売っています。千円ちょっとくらいです。
これを使うと、まち針でかつらを固定できるので楽です。ただし軽くてすぐ倒れるので両面テープで机上に固定して使います。 かつらは、料理用のボウルにテープで留めて代用することもできます。

失敗を避けるため、すきバサミを多用してください。
テレビに出てくるカリスマ美容師はすきバサミを使いませんが、初心者がまねをしてはいけません。 ふつうのハサミでざっくり切ってしまうともう修正は不可能ですが、すきバサミでしたら少々のミスは目立ちません。

作業では、左右対称になるよう気を付けながら、カットします。 すきバサミを縦にして切ると、長さがばらけ、大きな失敗はしにくくなります。
なお、短髪は、初心者ではほとんど不可能です。ちょっとの失敗で、かつらは使い物にならなくなります。
失敗が目立ちにくい長いヘアスタイルを選びましょう。