宣伝・広告を出さない理由

かつらバックナンバーVol.16

16.かつらの広告費

当店は、広告をまったく出していません。
広告を出せば、当店の特長である、低価格が維持できないと考えているからです。

かつら業界の広告費の実態を知って戴こうというのが、今回のお話です。

現在、インターネット広告の主流はキーワード連動型広告です。
例えば、Yahooやgoogleで「かつら」「育毛」「増毛」「禿」などのキーワードで検索してみましょう。画面の上や右に、スポンサーサイトとして、かつら販売サイトが表示されます。
これは、広告を出したい企業は、ある特定のキーワードを指定して、そのキーワードで検索する人の画面にウチの広告を表示してね、とYahooやgoogleの指定する広告代理店と契約するのです。

検索画面で表示される広告は、クリック報酬制、つまり見た人が広告をクリックすると、広告主に課金される仕組みになっています。そして、お客さまクリック1回当たりいくら払うかは、入札で決まります。高い料金で入札すると、上位に表示されてお客さまの目に留まりやすくなるのです。
こうして、キーワードごとにクリック単価の相場が出来ていきます。人気キーワードはとても高額になります。

この原稿を書いている現在、「かつら」のキーワードで上の方に広告表示するためのクリック単価は、千円以上に高騰しています。
つまり、お客さまがYahooの画面に表示された広告をクリックしたら、それだけで1回千円をYahooの広告代理店に払う必要があるのです。

クリック1回で千円!!

かつらのような商品は広告にお金をかける企業が多く、このように広告費が高騰します。 ちなみに、高騰しているキーワードは、他には「浮気調査」「美容整形」などがあります。共通するのは、口コミでは広まらない業種ですね。 コンプレックス産業を中心に、こうした業種では広告に売上げの何割もの費用をかけることが普通になっています。 商品の善し悪しよりも広告費の大小が売上げを左右するのです。

広告費を負担するのは企業なんだから、別にかまわない、とは思わないでください。
こうした費用は、製品価格に上乗せされ、結局消費者が負担しているのです。